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原発のウソ

BOOKS

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原発のウソ
 扶桑社新書

著者: 小出 裕章

ISBN: 978-4594064204
出版: 扶桑社
価格: 777-円(税込)

「たかが電気ごときで……」と言ったのは、京都大学原子炉実験所・小出裕章助教だ。

たかが電気ごときで……、福島のあの場所から、人々の生活を奪い、繋がりを断ち、そこでのごくあたりまえの景色を奪ってしまった。それも、自分たちの為の電気でもなく……。

今、この人、小出助教がいてくれた事に感謝している。

3.11 以降のの大マスコミに登場するご用学者の人たちの言説……、相変わらずの「安全、安心、大丈夫……」の発言のウソに気付かせてくれたのが氏の発言だった。どんなに沢山の人々の目を覚ますのに貢献したことか……、そして、助手が助教なる呼称に変わったことも……。

本書の帯には「危険性を訴え続けて40年、”不屈の研究者”が警告する原発の恐怖」とある。氏は、まさしく不屈だ……。


目次
まえがき
第一章 福島第一原発はこれからどうなるのか
第二章 「放射能」とはどういうものか
第三章 放射能汚染から身を守るには
第四章 原発の”常識”は非常識
第五章 原子力は「未来のエネルギー」か?
第六章 地震列島・日本に原発を建ててはいけない
第七章 原子力に未来はない


MyPlace: 小出裕章氏の講演とインタビュー:原発とは何か+福島原発に何が起きたか、これからどうなるのか

本書のまえがきに氏が書く「起きてしまった過去は変えられないが、未来は変えられる」に期待し、行動していこうと思う。

Posted by 秋山東一 @ July 4, 2011 01:04 AM
Comments

たかさん、どうもです。
はい、読みました。昨年12月出版の「隠される原子力・核の真実」もあるのです。

Posted by: 秋山東一 @ July 4, 2011 12:05 PM

秋山さまも読まれましたか。
相変わらずの「学者」と、安全なら「再稼働」といっている
政府関係者の方々には是非読んで、「地球の未来」を変え人の生命を考える、
そういう行動をしてもらいたい、そう願わずにいられません。

Posted by: たかさん @ July 4, 2011 10:04 AM