「地図・場所・記憶」 | [ BOOKS , JEDI , Map ] |
恥ずかしながら、そのような仕掛けがあるとは知らなかったが、NPO法人共同保存図書館・多摩なる組織から出版された小冊子(A5判、54ページ)だ。二年前に行われた芳賀さんの講演を元に、大幅に書き直されたものだそうだ。
現在の地図(地形図)作成の現状と、古地図(複製)のありかた、多摩地域の地図資料について、具体的な例を上げて語っておられる。
現在のデジタル化する地図への危機感、地域にあった地域の記録である地図が、中央に集められ廃棄されていくという愚行……、芳賀氏の怒りは激しく収まる気配はない。
地図に興味のある方々、多摩に興味のある方々……必読の書であります。
表1 昭和30年代1:3000東京都地形図多摩地域一覧
表2 昭和30年代1:1000地形図多摩地域一覧
一覧図1 昭和30年代1:3000東京都地形図 多摩地域(未定稿)
一覧図2 昭和30年代1:10000東京都地形図 多摩地域
本書は、之潮のブログ記事にあるように「ご希望の方にはお頒わけしますので、メールでご連絡ください(本体600円)」……で手に入することができる。
email: info@collegio.jp
ぽーりーさん、はじめまして、こんにちは。
手に入れられたとのこと、それはよかったです。芳賀さんは、もっともっと注目されていい方であると思っています。
たぶんコメントを寄せさせていただくのは、初めてかと思います。
数年来貴ブログを拝見させていただいております。
毎回参考にさせていただいたり、うーんとうなったりしております。
さて、今回のエントリー早速芳賀さんに連絡をとり、購入させていただきました。
図書の保存活動のことも知らなかったし、地図の状況もうなることばかり。。
デジタル化の光と陰を思い知らされました。
ありがとうございました。
わきたさん、ぜひぜひ……。
現在の地図事情の暗い現実を知ることになります。
iGa さん、どうもです。
最近、私も多摩づいており、立川高校の同窓会誌「紫芳」で、坂本一成氏と対談なるものを計画していたりします。芳賀さんにも登場してもらいたいと考えているのです。
欲しいです。読みたいです。購入します。
Posted by: わきた・けんいち @ June 8, 2010 11:17 AM『....知らしむべからず。』の典型ですね。
そういえば多摩信用金庫の「たましん地域文化財団」が発行してる「多摩のあゆみ」の最新号も...興味深いであります。
http://www.tamashin.or.jp/ayumi.html