セックスレス亡国論 | [ BOOKS ] |
26ヶ国、2万6000人を対象にした最新調査2008年版によれば、「週一回以上性生活がある」と答えた人の比率は、第1位・ギリシャ 87%、最下位26位・日本 34% なんだそうだ。この最下位という日本のデータは、例年……なんだそうだが、「性生活満足度」においても「満足している」の世界平均が 44% だったのに対し、日本はわずかに 15% だったそうだ。
まぁ、裸の(あるいは裸に近い)女性の写真に満ち満ち、スケベ全開ではないかと感じられる世の中なのに、この体たらくなのだ。
「セックスレス」の一般的な定義では「特殊な事情が認められないのにもかかわらず、カップルの合意した性交あるいはセクシャル・コンタクトが一ヶ月以上もなく、その後も長期にわたることが予想される場合」を指すんだそうだ。
まぁ、結婚しない……できない若人一杯の世の中だが、こんな世の中、誰がした……というわけで、そのような状況を古今東西、人類創世にまでさかのぼって、スケベには大いに自信あるマダム・ジュリーの問いかけに鹿島教授大いに語るという、問答形式の一冊なのだ。
しかし、悪いと思っているわけでないが、いわゆる新書もずいぶんと軽く、週刊誌並みの軽さと相成ったものではある。
Posted by 秋山東一 @ October 23, 2009 12:17 AM