080117

.............. Air

Apple

mac-book_air_0.jpg link

たくさんの Apple, Mac 系サイトの事前情報で、頭ん中は完全妄想・混乱状態で16日午前2時を迎えた。そのまま、2時間..........であった。

発表された新製品は、至極真っ当で大きなサプライズはないが、パーソナルコンピュータの世界の将来を感じさせるものであった。

それは、全て Air だったのだ。

今回の目玉が MacBook Air であることは、誰の目にも明らかだ。

しかし、ただ薄い........Thinnovation 、軽い (まぁ.....) というハードウェア上のスペックが重要ではない。Air なる環境、全てがワイヤレスになった環境で、ラップトップはどんな形になるのかを示した事が重要なのだ。MacBook Air は Air なる世界の Flag ship なのだ。

MacBook Air の薄くて軽いハードウェアから省かれた機能を考えれば、それは明らかだ。
光学式ドライブはない。DVDを見る代わりに、iTunes Storeから様々なビデオコンテンツをダウンロードすればよい、バックアップは、新しい Time Capsule でやればよい。ソフトウェアをインストールするには、新機能の Remote Disc を利用して、近くにある Mac のドライブを......いやいや、PC のドライブでもなんでも借りればいいのだ。全てワイヤレス環境なのだ。

MacBook Air にあるのは、オーディオ出力のジャックと映像出力 micro DVI ポートと、たった一個の USB ポートに過ぎない。複数あるのが普通だった USB、そして FireWire も、もうないのだ。
「君........、何か繋げる必要がある物があるのかい。」と Jobs が言っているような気がする。

iPod touch もアップグレードした。Apple の全てがワイヤレス環境の元........ にある。
今年の Macworld のバーナーの There's something in the air. の意味が分かったのだ。


追記 080119

MacBook Air については、なんのかんのと批判にさらされている様子だが、下の記事で十分であろう。

 ● MacBook Air にはピッタリのマーケットがある « maclalala


Posted by 秋山東一 @ January 17, 2008 12:04 PM
Comments

Classiclll さん、どうもです。
そうですね。Apple TV を忘れていました。
今まで影の薄い何だか分からない存在が、ここにきて急に意味がでてきましたね。iPod の大型固定判という役割がはっきりしてきたように思います。おっしゃるような「VODビジネス成功事例」になったらすごいですね。

Posted by: 秋山東一 @ January 17, 2008 11:18 PM

Mac Book AIrは予想通りでした。パフォーマンス(Core 2 duo)を除けば、日本では5年前に実現してました。(例Sharp)
一番の印象は、DVD airです。(VODを含めて)レンタルムービーのビジネスモデルはずっと昔から提示され、失敗つつきでした。(Tutayaは【物】ベースで一応の成功を収めましたが)
iTuneの映画関係の著作権対応で、可搬性のない&ディスプレイのない、iPodであるMacTVの存在価値がものすごく上がったのだと感じました。
初めてのVODビジネス成功事例をも確立してしまうんじゃあないかと思いました。

Posted by: Classiclll @ January 17, 2008 10:04 PM

栗田さん、どうもです。
私にとっては、この......... Air は、唯のシンボルの Flag ship に過ぎません。しかし、Jobs が提示した Air の世界はよく分かります。
唯の Wi-Fi ルーターだった AirMac Extreme が偉くなっちゃった Time Capsule なんぞで Air の世界を構築したいと思っているのです。

Posted by: 秋山東一 @ January 17, 2008 05:17 PM

新しいコンセプト「空中にあるもの」を手中に収めるには、さらなる出費が必要というもの。理想的な使い易さ(ease-of-use)を得るのに、その対価は値するのだろうか。FONのような理想論とは違う、お金のかかるWi-Fiライフはいつになることやら。

Posted by: 栗田 @ January 17, 2008 04:58 PM

ふっふっふ.........
もちろん、iGa さんにも50週も残っている.....んですことよ。

Posted by: 秋山東一 @ January 17, 2008 04:36 PM

Jobs曰く「...今年はまだ50週も残っている! 」...のだと...。

Posted by: iGa @ January 17, 2008 04:23 PM