070609

155mm GUN

TOYS

BRITAINS155_00.jpg [+]

亜鉛ダイキャスト製の "Long Tom" という155mm砲のモデルである。大きさは全長30cmほどある。

この英国 BRITAINS MODELS の大砲のモデル(各種あるのだが、その中でもこの155mmは最大と思う)は独立したジャンルとしてあるわけではない。いわゆる、昔からある「鉛の兵隊」で戦争ゴッコするという遊びのアイテムとしの「大砲」なのだ。精密なスケールモデルというわけではないが、stndard size として 1/32 なのだ。

前部の8輪と後部の2輪によってトラクターで牽引される状態から、開脚した稼働状態にして遊ぶことができる。
ちゃんと遊んじゃうという、この手の大砲に欠かせないのが弾丸を発射するという機能である。この155mmに附属している砲弾は真鍮製の薬莢とプラスチック製弾頭が分離され、薬莢の内部に仕掛けられたバネによって弾丸を発射することができる。
砲弾を砲尾から装填し、左側のレバーでロックし、右側のレバーで Fire ! ということになるのだ。そして砲尾を開ければ発射し終わった薬莢が飛び出してくるという趣向なのだ。

そのあたりのギミックが確実に動き遊べる。精密なスケールモデルにはない楽しみ方が出来るのだ。

BRITAINS155_1.jpg

40年も前に手に入れたものだが最近でてきたのだ。3門あったが、1門は車輪周りが壊れていて、完全なのは2門であった。大体、ゴム製の部品が経年変化に耐えられないものだが、1門あたり10個もあるタイヤは健在であった。

今もって BRITAINS MODELS は存在するようだが、農業トラクターやら建設機械のモデルを造っているようだ。もう平和産業にシフトしてしまったらしい。
「鉛の兵隊」で遊ぶ戦争ゴッコ自体が、バーチャルなゲームマシンに取って代わられ、その需要が無くなってしまったのであろう。

Posted by 秋山東一 @ June 9, 2007 05:00 AM | TrackBack (0)
Comments

たかさん、どうもです。
そうですね、「蔵出し」というか、まさしく棚卸し、STOCKTAKING なのであります。

Posted by: 秋山東一 @ June 9, 2007 12:24 PM

おっ、これも『蔵出し品』ですね...笑。『時間の経過』と、『もののもつ質感』も伝わってきますですね。
こういうもので『遊び、コレクトする』ことのほうがバーチャルなものよりは、手や目からじかに伝わってくるものがあり、
よっぽど『刺激』になるんじゃないのかなぁ~とおもいますです、経験上...(笑)。

Posted by: たかさん @ June 9, 2007 11:50 AM