スーパー楕円 / Superellipse | [ Architecture , Art/Design , SELFBUILD/DIY ] |
フリッツハンセン Fritz Hansen のテーブルでお馴染みのスーパー楕円だが、その数式から実際に作るためのデータを整理してみた。
昔、一度、スーパー楕円の天板のテーブルを設計したことがあったが、すっかり、どんな式でどんなデータを用意していたのか忘れている。
ウェブサイトを検索して、安直な数表でもあるかと思いきや、まぁ、何にもないのだ。参考になったサイトは下記のものである。
● Superellipse - Wikipedia, the free encyclopedia
左の数式で n=2 の時に楕円、a=b のとき円となる。「スーパー楕円」は楕円の一種というよりも、もっと包含的なものらしい。
いわゆる「スーパー楕円」は n=2.5 ということだ。a はX方向の距離、b はY方向の距離だ。早速、スパー楕円のテーブル天板の作図、製作用の数表を作ってみよう。
ところがである、今、ここにある Mac にエクセルはないし、関数電卓(あっても使いこなせるかどうか定かではない)なんてしゃれたものもない。さてさて、と思ったら、Google で計算できることを思いだした。Google の計算機、ただの電卓ではないのだ。乗数、平方根、三角関数、対数の計算と高機能(今回関係ないが通貨、単位の計算も)なのである。
お馴染みの Google の検索欄に計算式を入れ、エンターキーあるいは検索ボタンをクリックすればいいのだ。
上の状態は 150cmX100cm のデータの Y=20 の X の値を求めている。値は 71.8667266 が得られた。.0mm単位以下を四捨五入し 71.9cm で必要十分であろう。X, Y の各10cm単位(X値の最後は75cm)の値を出してみた。
X (cm) | 00.0 | 10.0 | 20.0 | 30.0 | 40.0 | 50.0 | 60.0 | 70.0 | 71.2 | 80.0 | 87.7 | 90.0 | 95.8 | 99.1 | 100.0 |
Y (cm) | 50.0 | 49.9 | 49.6 | 49.0 | 47.9 | 46.3 | 43.9 | 40.5 | 40.0 | 35.6 | 30.0 | 27.9 | 20.0 | 10.0 | 00.0 |
X (cm) | 00.0 | 10.0 | 20.0 | 30.0 | 40.0 | 50.0 | 53.4 | 60.0 | 65.8 | 70.0 | 71.9 | 74.5 | 75.0 |
Y (cm) | 50.0 | 49.9 | 49.3 | 47.9 | 45.6 | 41.8 | 40.0 | 35.6 | 30.0 | 23.9 | 20.0 | 10.0 | 00.0 |
X (cm) | 00.0 | 10.0 | 20.0 | 30.0 | 35.6 | 40.0 | 43.9 | 47.9 | 49.6 | 50.0 |
Y (cm) | 50.0 | 49.6 | 47.9 | 43.9 | 40.0 | 35.6 | 30.0 | 20.0 | 10.0 | 00.0 |
福知山のOM工務店、舟越工務店のブログに自家製の1200mmX1800mmのスーパー楕円テーブルの記事がエントリーされた。
スーパー楕円にご執心の舟越工務店の船越さんが、新しいスーパー楕円のテーブルを作るべく型紙を制作したようだ。
kawa さん、そうなんです。もう、忘れてもいいんです。
必要な時、Google すれば、これからはこれが出てくるんですから。
玉井さんの所にいた時だったと思います。型紙を作って大工さんに作ってもらいました。どうやって型紙を作ったのだか忘れてしまいました。このエントリーを読んだだけで安心して又忘れてしまうのでしょう。
Posted by: kawa @ January 10, 2007 12:05 AMアプ さん、いつもありがとうございます。
本来はエクセルでやってグラフ作図まで、というのが常道かと思うのですが、このiBook G4には入っていないというわけで.....各個計算に作図は鉛筆というマニュアルでやっております。
まぁ、この方が原寸で実際に作るという局面には親しいという感じではないかと思っています。
補足です(笑
JavaベースのSuperellipseツールです。
http://www.activeart.de/dim-shops/training/SuperEllipse/
MacOSXでグラフ作図できるフリーソフトはJava必要ですが、以下のようなものがあります。
http://samurai-graph.sourceforge.jp/index.html.ja
http://www.geocities.jp/muffadayo/MjoGraph/index.html
Flashベースのツールもありますが。元データの書き直し面倒です(^^;;
http://creatorof.dip.jp/graph/index.html
栗田さん、どうもです。
Dashboard の電卓でしょうか、Mac自体をちゃんと使っているとはいえないものですから。
この計算には Google の計算機能を使ってみましたが、ウェブ上の計算機というのも面白いものだと思いました。
Macのアプリケーションの中にある計算機は、デフォルトだとただの電卓ですが、表示メニューから「科学計算」を選ぶと関数電卓が左に延長されます。
便利ですよ!