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CHRONOFILE

Blog , THINK

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CHRONOFILE をここで紹介するのを忘れていた。
あまりに近いので、栗田伸一さんのブログ CHRONOFILE は、ずっと昔からあるって気がしてしまうのだ。

僕は、昔読んだこの彼の記事、川合健二についての話を、ずっと読みたかったのだ。

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ポルシェ356クラブ]のニュースレターで、川合健二についての栗田さんの記事を読んだのはずいぶん昔だ。たしか、その時の題名は「お茶の水博士の.......」だったという記憶がある。
栗田さんと川合健二との交流を初めて聞いた時、うらやましさと同時に「ちゃんと記録しておいてくださいね、栗田さん」と思ったのだった。

その話も、新しい出版の企画として実現されそうだ。

建築界で使い回され、使い捨てられてしまった川合健二を「復権」させ、きちんと歴史上の正当な地位に置くこと、又、彼の意志を次の世代に伝え持続させることこそ、僕ら世代の役割のように思っているのだ。

川合健二の.......
スクウォッター 建築×本×アート

Posted by @ December 5, 2004 06:00 AM
Comments

ポルシェが、vwが
さびて鉄の塊となって土に帰っていく。
栗田さんのブログの写真を見て
タルコフスキー監督の映画を連想してしまいました。
とてもシュールで詩的な写真です。

Posted by: och @ December 9, 2004 08:18 PM

私と秋山さんは、工業製品であるポルシェ356を中古でしたが手に入れることができました。構造を調べたり、分解組み立てのレストアを楽しんだりしながら、川合さんが見ていたエンジンの構造までを自分で知ることができました。

川合健二が我々に残してくれた「鉄の家」は、あまりにも建築としての常識を逸脱して存在したため、石山氏をはじめ多くの建築家に注目され分析を受けました。もはや建築技術的には特別なものは何もない「鉄の家」かもしれませんが、個人の生活と深く関わるトータルエネルギーの問題をたえず気にしながら研究と生活を貫いた彼のライフスタイルにこそ、学ぶべき多くのノウハウやヒントが残されていると思います。
建築界はさておき、セルフビルドやトータルエネルギーまで含めた自給自足の生活を模索する分野の人間にとって、川合健二の「遺産」が土に還る前になんとかコネクトしなければなりません。

私も秋山さんも、まだ自分でセルフビルドした家に住む体験は果たせていません。まして自給自足の生活などは考えもつきません。
秋山さんは建築家としてBe-h@useを通じてセルフビルドやハーフビルドについて研究されています。
私は生活者として、その存在そのものが「ロック」のような川合健二の存在した理由を調べてみようと計画しています。

Posted by: 栗田伸一 @ December 5, 2004 12:05 PM