魔法のフライパン | [ TOOLS ] |
朝のテレビを何気なく見ていたら、「魔法のフライパン」だそうだ。別に、中空に浮いているからなのではない。
外観は何の変哲もない鋳鉄製のフライパンだが、その魔法たる所以はその重さにある。
直径26cmの大きさのもので980g、手近にあったアルミ製のものが800gであるから、たいした差はない。きっと黒々とした鉄の鋳物のフライパンが、手に取った途端、その軽さにとまどうってな感じなのであろう。
その魔法の秘密は、フライパンの厚みにある。たったの1.5mmという薄さなのである。通常、鋳物の厚みは4~5mmといわれているそうだ。
このフライパンを開発製造しているのは、名古屋近郊の小さな鋳物工場、錦見鋳造だ。社長の錦見泰郎さんが10年の試行錯誤をへて開発した。
最近は、アルミやらチタン製が全盛のフライパンだが、身体に必要な鉄分を吸収できる鉄製の鍋やフライパンが再び注目されるようになってきた。しかし、重くて扱いにくい鋳鉄製の難点を極限まで薄くすることによって解決した。
実際に使うと、鉄につきものの焼き物が焦げたり、表面にこびりついたりする欠点がなく、短時間で満遍なく高温に焼き上がるんだそうだ。
焦げにくく、こびりつかないのは、実は炭を多く含んでいるからなんだそうだ。目には見えない鉄と炭の小さな隙間に油が吸収されて表面を覆う形となり、焦げやこびりつきを防ぐという理屈なんだそうだ。
なかなかの優れ物と見た。値段は10,000-円、これで美味しく料理ができれば言うことなし。
開発製造元の錦見鋳造(株)のウェブサイトがある。
魔法のフライパンを知る、使う、買う、とその全てがある。そして、錦見鋳造のサイト内(https://www.nisikimi.co.jp/kau/3_3.html)で実際に購入可能だ。
フライパンは大きさによって3種類、同じ仕様の北京鍋という中華鍋が2種類ある。
注文欄には「現在、注文が非常に立て込んでおります。納期は改めてご連絡いたしますので、メールアドレスを必ずご記入下さい。」とある。やぁ、売れているのである。
とにかく、注文してみよう。使用記は又。
ついに、やってくることになったのである。
錦見鋳造から出荷の案内のメールがやってきたのである。明日8月18日発送である。
● aki's STOCKTAKING: 魔法のフライパン /2
待つこと4ヶ月半、ついに、やってきたのである。
使ってみたのである。なかなかのものなのである。待った甲斐があるのである。
● aki's STOCKTAKING: 魔法のフライパン /到来
ゆみさん、こんにちは。
大丈夫、2年半待つ価値は十分あります。でも、すごいことになっていますね。
はあ~やっと決心しました。だって今や納期2年半まち・・が、ずっと使える一生物であるよう期待し楽しみに待っています。だってスーパーじゃあテフロンの物ばかり。。使い捨ての象徴ですね悲しくなります。やはり良いものを長く使いたいですね。
Posted by: ゆみ @ January 31, 2005 12:50 AMtomo さん、こんにちは。
フライパン到来、おめでとうございます。早く使いましょう。
本当に素晴らしいフライパンなのですから、飾っておくものではありません。日常的にそれ使えるということが、豊かな気分になるのではないでしょうか。
忘れた頃に、やっと届きました。魔法のフライパン。しかし、なんだかもったいなくて使えません。箱から出して、眺めています。せめて、今使っている¥500のフライパンが隠退するまでは。。。と、使い心地を想像しながら我慢してます。
Posted by: tomo @ November 23, 2004 03:23 PMはじめまして。
魔法のフライパン大人気ですね!!
わたしもTVでそ存在を知りました。そのときすごく欲しかったのですが半年待ちで、しかもいいお値段(高い)だったので、我慢しました。
「TVで特集された直後だったので注文が殺到しているのだろう」「もうしばらく経てばブームもおさまるのでは?」と思っていました。
しかし、そんな考えは甘かったようで現在は約2年待ちとの事!
これ以上待っていてはさらに入手困難になりそうだったので注文しましたが、納品まで1年10ヶ月待ちです...。
できれば、実際に使用した感想を見てから購入しようと思っていましたが、そういった投稿は少ないですね。
魔法のフライパンを手にされた方、ぜひ感想をお聞かせ下さい。
納期2年待ちてアンタ・・・
とりあえず魔法のフライパンのパチモン(類似品にご注意くださいってヤツ)を探すが見つからず
さすがにまねできない技術なのかな
2年待ちはツライ、何とかして欲しいところですね
とりあえずすぐフライパンが欲しいので代行品でガマン
http://www.hrcweb.ddo.jp/nf.html
28cmで2千円のフライパンを注文しました。
初めまして。トラックバックさせて頂きました。
購入しようか悩み始めて、早、数ヶ月。
とうとう今日、注文しました。
1年8ヶ月待ちです・・・。
再来年の母の日の自分へのプレゼント
といったところでしょうか。
はしもとさん、こんにちは。
僕は、今までフライパンで真剣に何かしらの料理を作ろうとしていたわけではないのですが、このフライパンは違います。このフライパンを使いこなしてみようという気になったのです。毎朝、オムレツをこれで作る(練習中です)のを日課にしています。
焦げ付くこともなく、把っ手が熱くなることもなく、初めて知った時の性能をもったフライパンでありました。
もちろん、早く手に入るのにこしたことはありませんが、待つ価値のある道具だと思っています。
新聞で読んで、それから2週間思案し、本日注文しました。
3個以上だと送料がただになると知って、母や叔母にもと、一瞬かんがえましたが、いやいや、1個1万円のフライパンなんてものは、やっぱり自分で悩んで買うべきだと思い直してやめました。現在1個1000円前後のフライパンを1年毎に買い替えしてます。ゴミを増やしてるようで後ろめたいけれど すぐ焦付くようになってしまうので。1万円は高いけれど こげつかないなら 許せる範囲かなと思っています。1年後が楽しみ。忘れないようにしなくっちゃね。
トラックバックありがとうございます!
テレビの影響力って、本当にすごいですね~。
わたしは7ヶ月待ちだったので、
忘れたことにやってくる感じですが、
是非、入手した際には感想聞かせてくださいね~。
母がテレビで知り探してくれとのことで錦見鋳造のホームページで注文してきました。9ヶ月待ちとのこと!!
個人的には技術的に見るところのある工業製品は好きです。ホームセンターに行けば600円ぐらいで売っているフライパンなら15個買えることを考えればなんだかなーと思うところもあります。忘れた頃にやってくる感じでしょうか。
どうも、どうも、繁盛いたしております。
ちょこっとテレビで報道されると、一日2000アクセスなんてことになってしまいます。
ご指摘の部分「ここ」を錦見鋳造のウェブ販売にリンクしました。
最近では6ヶ月待ちになっていますね。4月始めは4ヶ月待ちだったのですが。
Posted by: 秋山東一 @ June 1, 2004 06:01 PMフライパン注文殺到ですね、
LANDSHIPで10%、いや5%くらいもらって販売するといいのではないですか。
「ここで実際に購入可能だ。」というくだりが誤解を生むのでしょうか。「ここ」がLANDを意味するのだと。
しかし、支払い方法について何も聞かないし送り先も書いていないというのは、なにかの間違いではなく冗談なのかもしれませんね。
初めまして(^o^)丿絶対に欲しい・・・我が家の家宝となること間違いなし。主人義母私で有機無農薬野菜、旬の果実を、わが子小五年2年の為に、全て手作り料理で育てています。旬を知る!ことは心を知ることだ!・・・と、勝手に思っている単純な私は39歳6月で40歳・・・まだまだ、若い気持ちの子育て楽しい子供が宝!の私です。是非、注文させてください。フライパン!
Posted by: 肱黒雅子ひじくろのりこ @ May 31, 2004 10:03 AM高山さん、オオクボさん、私が「魔法のフライパン」を販売しているわけではありません。
そのように誤解されるような書き方はしていないつもりですが、きちんとお読みいただければと思います。
注文や問合せは、製造販売元・錦見鋳造のウェブサイトがあります。
Posted by: 秋山東一 @ April 14, 2004 07:47 PM今日4月10日、名古屋日帰りでしたので、東急ハンズ名古屋店に寄ってみました。名古屋店は新しい名古屋駅ビルに高島屋とあるのでした。
錦見鋳造製の「魔法のフライパン」ありました。しかし見本品とのこと、入荷は「未定」とありました。
中華鍋型の「北京鍋」は一つあり、よっぽど購入してしまおうと思いましたが、我慢いたしました。
フライパンを手に取った感じは、軽い.....結構な感じでありました。
まぁ、とにかく待ちましょう。
錦見鋳造さんからメールがきました。
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フライパン26cm 1個 のご注文、ありがとうございました。
返信が遅くなってしまい、大変申し訳ございません。
現在注文が非常に立て込んでいるため、商品のお届けは約4ヶ月後を予定しております。
発送日が決まりましたら、メールにてお知らせ致します。
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お忙しそうですね。忘れたころにやってくるみたいです。
伝聞ですが、カナダでは「しつこい人」をネガティブに揶揄するとき「テフロン野郎」と云う表現を使うことがあるそうです。スーパーの特売で500円で売られているテフロン加工のフライパンの行く末が気になりますね。
Posted by: S.Igarashi @ April 4, 2004 09:29 AMフライパンにはどんなものがいいのかという命題には、今の生活のさまざまな問題が反映されていると思います。
テフロンなどの表面加工をしたフライパンは、1年くらいしか保たない。しかもアルミはアルツハイマーの原因だとされたことがあったけれど、その後それが否定されたとも肯定されたともきかない。アルミの、産業における重要性を台無しにするような結論は、なかなか出ては来ないのでしょう。かつてアルミの半寸胴のなべをすぐに追放してしまった我が家では、ちょっと気が早すぎたのだろうかと、気にかかっています。その上、テフロンが効かなくなるというのは、徐々に表面が剥げてくるというなのだろうから、ぼくたちはテフロンを食べていることになるわけで、それも問題があるんじゃないかとも思う。
さりとて、普通の鉄のフライパンでは焦げ付かないよう、ついつい油を使いすぎる。
チタンが軽いのにはびっくりしたけれど、試しに買ってみるにはちょっと高いので、躊躇してしまう。というわけで、効き目のなくなったテフロンのフライパンに油を控えめに使うという中途半端をつづけています。
長年使い込むほど良くなってくるという道具はうれしいものなのに、コンピューターやデジカメの世界は、そういう世界からどんどん離れていってしまうことがとても寂しい気がします。しかも、コンピューターやデジカメがぼくは好きなのです。その点、鋳物や鉄の道具には愛着を感じます。注文が殺到するのは、多くのひとが同じように思っていることのあらわれなのでしょう。実験のよい報告をお待ちします。
Posted by: tam @ April 4, 2004 02:08 AM